卒業生各自がタイムキーパーの仕事を始め、半年から数年経った当時の声を掲載させていただいております。
将来が不安だった頃、テレビ番組でタイムキーパーの存在を知り、TBGタイムキーパースクールに入学
色摩 涼さん
短大の保育科を卒業後、保育士となる。
2014年4月からTBGタイムキーパースクールに通い、 2015年4月TBGに就職しタイムキーパーに転職。
フジテレビ・派遣スタッフとして契約
フジテレビ「痛快TV スカッとジャパン」等 担当
先の見えない将来に不安…。楽しくてやりがいのある仕事に就きたい!!
昔からテレビを見る事が大好きで、テレビの現場にはとても興味がありました。
しかし、実際にどのような進路でどのような職種があるのかわからないことも多く、 あまり現実的に感じられないテレビ制作という仕事の夢は諦めていました。
保育系の学校を卒業し資格は取得したものの、正規雇用の仕事には就けず期間契約やアルバイトで生活をしていて、仕事にもやりがいを感じられず、先の見えない将来に不安を覚える事が多くなり、もっと自分が楽しくてやりがいのある仕事に就きたいと考えるように なりました。
その頃、たまたま見たテレビ番組でタイムキーパーの存在を知り、すぐにインターネット で検索しTBGタイムキーパースクールを知りました。
その瞬間、夢だったテレビ制作の仕事がとても現実的に感じられ、その日のうちに受講を決意し説明会への参加の申し込みをしました。
説明会では現役でタイムキーパーとして活躍している方から、テレビ制作の現場のお話や 、簡単な仕事ではないという厳しいお話もして頂きました。
本当に自分が出来るだろうかと不安にもなりましたが、同時に達成感や楽しさを味わえる仕事だともわかり、ますますタイムキーパーになりたいという思いが強くなりました。
仕事をしながら無理無く通えた、TBGタイムキーパースクール
スクールへは、実家の山形から深夜バスで通うことになりましたが、スケジュールの相談にものって頂き、仕事をしながらも無理なく通うことが出来ました。
スクールで聞く事はすべてが新鮮で、とても楽しく授業を受けていましたが、講義が進む につれてなかなか理解ができなかったり、覚えられない事も多く出てきました。
最初の頃はとりあえず何か自分で調べて予習して授業を受けなくては!と思っていたのですが、テレビの制作の仕事というのはあまりにも未知で、調べてもわからない事が多く、 先生からも「予習よりも復習を大事に」とアドバイス頂いた事もあり、とにかくその日の 授業を復習する事に専念して理解を深めていきました。
実際に現場に出て感じたこと
スクール卒業後は、フジテレビで見習いをする事になり、収録・生放送の様々な現場を見ることができました。仕事の流れや資料の書き方などは、スクールで教えて頂いた事を思い出しながら理解していきましたが、先輩の現場での気遣いや、先を見越した行動、他のスタッフとのやり取りなど、基本+αのタイムキーパーとしての仕事を見て、先輩のように私もできるのだろうかと何度も不安になりました。
初めてタイムキーパーの席(TK卓)へ座らせて頂いた収録でも、今まで見ていたのに実際に座ってみると全然理解していなかったことに気付き、その度に様々なアドバイスを頂きました。
半年の見習いの後に、フジテレビのタイムキーパーとして独り立ちさせて頂くことになっ た時は嬉しい気持ちと同時に不安でいっぱいだった事を覚えています。
その後見習いの時にはあまりに見る事のなかった音楽番組や中継、特殊な生送出の番組なども経験させて頂き、見習いの時と同じくらい新たに学ぶことがたくさんありました。 特に生放送は先輩や番組によって、台本への書き込みやスタンバイ方法が違ったり、尺の読み方が違ったりしてとても勉強になりましたし、自分にあった方法を見つけていく事ができました。
半年後には新番組や生放送の番組も座らせて頂く事になりましたが、まだまだ先輩からアドバイスを頂きながらしか進められない事ばかりでますます不安になる事が多くありました。
しかし見習いの頃には感じられなった達成感や、TK卓に座るのが楽しい!という気持ちも 味わえるようになり、タイムキーパーの仕事を続けていきたいと強く思うようになりました。
独り立ちをして・・・
本当にたくさんの方々に支えて頂きながら、独り立ちをしてもうすぐ1年になりますが、まだまだ自分の事でいっぱいになってしまい、臨機応変に対応できなかったり、周りとのコミュニケーションがうまく取れないことがまだまだ多いです。
これからは自分ひとりで考え、ひとりで仕事をしていかなければいけません。今まで経験したことをしっかり活かしさらに様々な経験を積んで一人前のタイムキーパーとして自分 に自信をもって仕事をし、まわりのみなさんに信頼して仕事を任せてもらえるように努力 していきたいと思っています。
写真はイメージです
テレビ番組作りにおいて責任のあるこの仕事に、やりがいを感じています!
池田美香さん
大学卒業後、金融会社に就職。
2013年10月からスクールに通い、2014年10月TBGに就職しタイムキーパーに転職。
フジテレビ「いいものプレミアム」等 担当
やりがいを感じられない金融機関の仕事・・・退職を決意!
大学を卒業後、地元の熊本で金融機関に就職したのですが、数年が過ぎた頃から仕事にやりがいを感じられなくなり、ストレスを抱えながら働き続けていました。
次第に、このような気持ちのまま無理して仕事を続けることに何の意味があるのだろうと考えるようになり、退職を決意しました。
やりたい仕事に就こうと決意。タイムキーパーの仕事と出会いました。
退職後、次は自分がやりたい仕事に就きたいと思い、以前から興味のあったテレビ業界の職業をインターネットで調べている中で、タイムキーパーの事を知りました。
そして、どうしたらタイムキーパーになれるのかを調べていたところ、このTBGタイムキーパースクールを見つけました。
ホームページでタイムキーパーについての情報を見たり、現役タイムキーパーの方々のブログを見たりしているうちに、タイムキーパーを目指したいという気持ちが大きくなっていきましたが、テレビ業界は未知の世界だったのでしばらく悩む日々が続きました。
しかし、考えているだけでは何も始まらないと思い、まず説明会に参加することにしました。
説明会ではタイムキーパーの仕事がどのようなものなのか詳しく教えて頂き、やりがいを感じる時や大変な面についてもお話し頂きました。
説明会が終わる頃には、タイムキーパーとしてテレビ番組に携わりたいという気持ちが強くなり、上京してスクールに入学することを決意していました。
充実した授業内容
上京後、アルバイトをかけもちしながらスクールに通い始めたのですが、週に1回のカリキュラムだったので、日常生活に支障はありませんでした。
スクールで教えて頂くこと全てが初めて知ることばかりで、毎回緊張感を持って授業に臨んでいたことを覚えています。
先生方はきちんと理解出来るまで丁寧に指導して下さいますし、現場でのエピソードもたくさん話して頂けるので、とても充実した授業内容でした。
カリキュラムの最後の現場研修では、生放送番組の現場を見せて頂きました。
実際の現場の緊張感や、タイムキーパーが番組の進行に大きな役割を果たしていることを実感し、私も先輩のようなタイムキーパーになれるよう頑張っていきたいと思いました。
実際に現場を見て・・・
スクールを卒業後、見習いとして先輩が担当されている様々な番組につかせて頂き、スクールで学んだタイムキーパーの一連の仕事を、実際の現場でどのように進めていくのか丁寧にご指導頂きました。
番組によっては、終電で現場に入って始発で帰宅することもあり、それまで経験したことのない生活リズムになることもありましたが、不規則な仕事であることは説明会の時点で聞いていたので、特に驚くということはなく、改めて体調管理の重要性を感じました。
生放送のニュース番組で初めてTK卓に座る!
見習いとなって2ヶ月が過ぎた頃、初めてTK卓に座らせて頂いたのが、15分間の生放送のニュース番組でした。
2ヶ月の間、先輩がTK卓に座られている横で、自分もTK卓に座っているつもりで秒読みをしたり、VTRやCMをスタートさせる動きを練習していたのですが、実際に座ってみると、思っていた以上に緊張して手が震えてしまい、深呼吸をして何とか気持ちを落ち着かせようと必死だったことを覚えています。
本番中、交通情報を伝える項目で、次の項目までの秒読みをしながら、ボタンを押して数枚ある交通情報の画面を切り替えなければいけないのですが、私がその画面を切り替えるタイミングを間違ってしまい、キャスターの方がお詫びのコメントをいう事態になってしまいました。
生放送はやり直しがきかないのでミスをしてしまうと、放送に直接影響してしまうこと、さらにミスをしてしまったとしても放送はまだ続いているので、動揺している暇はないことを痛感しました。
最初のころは秒読みやVTRスタートのタイミングがうまくいかないこともありましたが、 先輩にアドバイスを頂きながら実践を重ねていくうちに、少しずつスムーズにこなせるようになってきました。
独り立ちをして・・・
2014年10月にタイムキーパーとして独り立ちさせて頂き、約半年が過ぎましたが、技術面・精神面共に自分の未熟さを感じる日々です。
しかし同時に、タイムキーパーとして番組作りにおいて責任ある役割を担っていることにやり甲斐を感じています。
これから多くの経験を積んでいく中で、どんな状況になっても落ち着いて臨機応変に対応でき、周りのスタッフの方々に信頼されるタイムキーパーになれるよう努力していきたいと思います。
好きなこと、やりがいのある仕事がしたい!
稲葉由里佳さん
大学卒業後、放送関係の専門学校に通いテレビ関連会社に就職。
2012年6月からスクールに通い、2013年4月TBGに就職しタイムキーパーに転職。
テレビ業界に憧れていたが、
最初は転々と・・・
大学時代進路を決める際に、先に東京のテレビ業界で働いていた小学校時代からの友人に様々なエピソードを聞いているうちに影響され、私も好きなテレビの仕事に就きたいと思うようになり東京に出て専門学校へ通いました。
専門学校では色々な職種について学び経験しましたが、その時はタイムキーパー(TK)の仕事の詳細まではわかっていませんでした。
タイムキーパーの仕事を意識したのは、現場でタイムキーパーの仕事を目にしたとき。
最初に就職したテレビ業界の仕事でスタジオの副調整室(サブ)には男性スタッフが多い中、TKとして女性が活躍している姿にとても衝撃を覚えました。
しかし当時、TKへの道が師弟制度しかないと聞き、TKへの道をあきらめていました。
一度は業界を去るものの、やはり諦められず・・・
前職も充実していましたが、東京に出てきたころの『好きなことを仕事にしたい』、そして『やりがいがあり責任ある仕事がしたい』と次第に思うようになり、転職情報誌でTBGタイムキーパースクールを見つけ、深夜の仕事前にスクールへ通いました。
TBGタイムキーパースクールでは現役で働いている先生方が教えてくださるので、現場での話も織り交ぜながらの授業でわかりやすく、またスケジュールの相談にも乗ってくださり、仕事とスクールを両立させることができました。
実際に現場を見て・・・
初めて生放送のサブを見た時は、本番の早いテンポと迫力に圧倒されました。
隣で見ている自分が座ることになったら…と思うと不安も大きかったですが、先輩方の仕事を見れば見るほど、自分もなりたい!という思いが強くなっていきました。
独り立ちをして・・・
なんとか独り立ちをして、一人で行かせてもらえる現場も増えてきました。
最初は無事に終えることだけで精一杯でした。今も緊張することは変わりませんが、基本に加えてこうしたらもっとやりやすいかなとか、分かりやすく伝えるためには?など少しずつではありますが考えられるようになりました。
TV業界の仕事は毎日同じ現場ばかりではなく、また生放送と収録でもやることは違うため、覚えることはたくさんあります。
私もこの1年間でも多くの経験をさせていただきました。
この4月から新しい番組も始まります。
新しく始めることに最初は不安や緊張がありますが、別の現場で学んだことを生かせるように日々努力し、そして番組を楽しんでやれるように頑張りたいと思います。
写真はイメージです
悔いの残らない人生にしたい!そんな思いで憧れのテレビ業界へ!
藤井佑季さん
大阪でOLをしながら、夜行バスでTBGタイムキーパースクールへ通学
悔いの残らない人生を送りたい!
大阪でOLをやっていたのですが、当時見ていたテレビや本の影響を受け、悔いの残らない人生を送る為にも、今のうちに色々なことにチャレンジしたいと思うようになりました。そして、以前から興味のあったTV業界の仕事を職業本で調べ、その中で気になったタイムキーパーという職業について、ネットで検索してみたことがきっかけでした。
インターネットには専門学校も出ていたのですが、私自身が一度社会に出た身でもあったので、2年間というカリキュラムがあまりにも長く金銭面的にも厳しく、専門学校で学ぶという選択はあきらめました。
そんななか、TBGタイムキーパースクールに出会ったのです。当初は東京と言う場所がネックになっていたのですが、動かなければ何も始まらないと思い、とりあえず説明会へ参加してみることにしました。
説明会では、今まで自分が生きてきた世界とは全く違う、THE・TV業界、という憧れの世界の話を身近に聞くことが出来ました。そして、タイムキーパーと言う職業に、より興味をそそられたと共に、『このスクールに通う!』という決断が出来ました。
普段の仕事をしながら、夜行バスで毎週東京へ通いました!
さすがにスクールに通う為に、仕事を捨て、東京へ行くことはできなかったので、夜行バスを利用し、大阪から東京へ通うことにしました。
スクールでは見るもの聞くものすべてが新鮮で興味深いものばかりだったので、毎週楽しく学ぶことが出来ました。
予習・復習も東京へ到着してからスクールまでの空き時間と、スクール後、バス出発までの空き時間を利用し、日常の仕事には全く影響させることなく生活することが出来たので、とても充実した毎日を送ることが出来ました。
見習い中にタイムキーパーの役割の大きさを実感!
見習い期間中は、朝・昼の生放送を見せて頂くことが多かったので、終電で家を出るような生活でした。
見習い初日、緊張していたものの見るものすべてが新鮮で、わくわくしたのを覚えています。スクールで学んだことの実践ではあるものの、分からないこともたくさんあり、スタンバイ中に先輩に申し訳ないくらい質問をしてしまったような気がします。
また、スクールの最終講義”現場研修”は収録番組だった為、初めての生放送のサブ(副調整室)を体験し、目の前で起きていることがそのままOAに乗っている凄さと重み、そして、タイムキーパーの役割の大きさを肌で感じることが出来ました。
現場現場で学ぶことも多く、最初のころは1日1日をこなすのに必死だったように思います。見習い期間も進むにつれ、見て学ぶことから実践の機会を与えてもらえることが増え、先輩の偉大さを感じると共に、自らのふがいなさを感じる日々でした。しかし、だからこそ私も早く先輩のような一人前のタイムキーパーになりたいと思うようになり、辛いことも乗り越えられたように思います。
一人前になっても日々勉強!
今は一人で仕事をさせてもらえるようになりましたが、日々勉強であることには変わりはなく、逆に一人だからこその責任の重さを感じながら仕事をしています。
これからも、色々な経験をし、様々なジャンルの仕事をこなせるような一人前のタイムキーパーになれるように日々努力していきたいと思います。
専門学校卒業後、TBGタイムキーパースクールでキャリアを磨き、独立!
星美香さん
放送関係の専門学校卒業後、テレビ関連会社に就職。
その後スクールに通い、2005年6月TBGに就職しタイムキーパーに転職。
フジテレビ・派遣スタッフとして契約
フジテレビ「ホンマでっか!?TV」等 担当
タイムキーパーに興味はあったが、ちょっと諦めていた…
高校を卒業した後上京し、放送関係の専門学校に2年間通いました。
そこではタイムキーパーを学ぶ授業が特別あったわけではなかったので、番組制作の実習のときタイムキーパーの役をやらせてもらうことが多かったのですが、 決まった時間をただ読んでいくだけの簡単なものでした。
そんな実習でも終了したとき、達成感やスタッフ同士の結束力の強さを感じることができ、番組制作の仕事をしたいと思う気持ちは強くなっていました。しかし、タイムキーパーは狭き門であるということを教えられていたため、行動も起こさずあきらめてしまっていました。
インターネットで検索してTBGの存在を知りました!
テレビ関係ではあるものの、番組制作とはあまり関係のない仕事に就きました。
しかし、これから先ずっとやっていきたいと思えることをしたいと 考える日々が続き、改めてタイムキーパーを目指そうと思いました。
インターネットで「タイムキーパー」を検索し目に飛び込んできたのが、 『TBGタイムキーパースクール』でした。そこを開くと、自分がみたことのある番組の現役タイムキーパーの方々が講師をしていらっしゃると書かれており、すぐに説明会に参加させていただきたいと電話をしました。
無料説明会で、改めてやりがいのある仕事だと言うことがわかった!
説明会では、タイムキーパーというのは時間が不規則で決して楽な仕事でない事など、厳しい現実も教えていただきました。
しかし、やり続ければきっとやりがいのある仕事だと思えるようになること、現に長く仕事している方が多いのと、お子さんができ一度引退してもまた復帰される方が多くいらっしゃるということも教えて頂き、説明を聞いているときすでに入学させていただこうという意思は固まっていました。
緊張感を感じる授業!
授業の初回から現場研修まで緊張しない授業はありませんでした。
そのくらい、講師の方々も真剣に教えてくださっていたという事にとても感謝しています。
授業の最終回である現場研修では、実際の収録現場を見せていただき現場の緊張感を肌で感じることができました。
これからの私
今でも毎日が勉強の日々で、マナーの面でも技術面でもご指摘をいただいておりますが、ディレクターさんに頼りにされ、意見を求められている先輩方を見て、私も早く一人前になり、先輩方のように信頼されるタイムキーパーになりたいと思いました。
そして、妊娠されているさなか、産休をとられるギリギリまで教えて下さった先輩に成長したと言って頂けるように、これからもたくさん経験を積んでいきたいと思います。
OLからタイムキーパーへ
キャリアアップ!
海老澤廉子さん
OLをしながら2003年12月からスクールに通い、2004年6月TBGに就職、OLからタイムキーパーに転職。
フジテレビ・派遣スタッフとして契約
フジテレビ「キスマイBUSAIKU!?」等 担当
何か打ち込める仕事がしたい!!
大学を卒業し、一般企業に就職して1年半が経過した頃、毎日同じことの繰り返しである仕事内容、先輩社員から見えるあまりに明確な数年後の自分に、私は大きな不満と苦痛を感じていました。何か自分が打ち込める専門職はないかと模索していた時に、このTBGタイムキーパースクールのことを知りました。
もともとテレビの仕事に憧れと興味はあったのですが、 TKという職業のことは名前だけで、正直何も知りませんでした。説明会でいろいろと詳しい話を伺い、特に何の知識もない自分でもこれから努力をすればいつかは活躍できるかもしれない、私は探していた打ち込める仕事はこれしかないと思い、入学を決意しました。
働きながらスクールへ
当時、会社員だった私は土曜日の授業を受講していました。本当に理解できるまで丁寧に教えていただきました。
授業の内容・教材すべては新鮮で、現役タイムキーパーである先生方の経験からの事例なども織り込まれて進んでいくので、とにかく毎日楽しく受講していました。スペシャリストコースに入ってからは、やはりベーシックコースの授業と違ってなかなか理解するには難しい内容も多くありましたが、先生方がとことん付き合ってくださったので、なんとか乗り切ることができました。
TKスクール卒業後
フジテレビバラエティ制作センターの先輩に4ヶ月間見習いとして就かせてていただきました。その頃には、それまで働いていた会社を退職し、TK見習いに専念しました。
実際の現場はやはり見たことのない世界で驚きの連続でしたが、スクールで勉強したことと目の前の光景が繋がり、改めて理解ができるという瞬間もたくさんありました。そして自分が考えていた以上にタイムキーパーが番組制作に大きく関わっていることに、驚きと喜びを感じました。
私は基本的には1人の先輩と毎日行動を共にして勉強させていただきました。テープ発注など収録準備・収録・編集・納品までの一連の仕事の流れから、それぞれの作業内容にいたるまで、細かく指導していただきました。
また先輩がお休みの日には、他の先輩の現場に行って勉強したりと、できる限り多くの経験を積めるように努めました。
番組やタイムキーパーさんによって仕事のやり方は様々なので、非常に勉強になりました。
先輩に見ていただきながら、収録で実際にタイムキーパー卓に座るようになってからは、とにかく失敗ばかりしていました。
緊張で大きな声が出せなかったり、パニックで頭が真っ白になってしまったことも多々ありました。
先輩方の現場での様子を見ることで、タイムキーパーがいかに平常心を保ち、誰よりも落ち着いて仕事をこなさなくてはいけない立場であるかを感じていたので、まずはこの空気に一刻も早く慣れなくてはいけないと思いました。
フジテレビのTKになった!
2004年6月から1人で仕事をやらせていただくことになり、見習い生活を終えることができました。
TBG所属となり、大変幸運なことにフジテレビバラエティ制作センターで働くことになりました。
何よりも責任の重さを強く感じ、喜びよりも恐怖のほうが大きかったというのが正直な心境です。
1つの番組を作るには本当にたくさんの人が関わっており、新人ながらもその一角を担っていることはうれしく、非常にやり甲斐があります。
各分野のプロのスタッフが集まってくるので、新人だからという理由で失敗が許されるような甘い職場ではありません。
しかし、多くの温かいアドバイスをいただき、プロ意識を持って仕事に取り組み、常に向上していくよう努力しなくてはならないと思っています。
1人で仕事をするようになってからの今まで、失敗を重ねつつも少しは仕事に慣れてきたように思います。
しかし、担当している番組でも始めて遭遇するシチュエーションは多く、まだまだ日々勉強です。生放送や編集もの、どんなタイプの番組でも対応できるように少しでも多く経験を積まなくてはと思っています。
テレビ業界の仕事
収録、編集どちらにおいても、夜から朝にかけて行われたり、24時間以上に渡って拘束されたり、予定通りに進まないということは日常茶飯事です。睡眠をとる間がないまま次の現場に行かなくてはならず辛い時もありますが、その点についてはスクールの説明会や授業の合間などに聞いており、自分でもそういう世界だと予想していたので、あまり違和感は感じていません。
タイムキーパーは、やりがいと可能性のある仕事
今の私がTKを続けていく上でまず必要であるのは技術と経験だと思いますが、 TKはそれさえ備わればできる仕事ではありません。
精神力や体力はもちろんのこと、周囲の方々との人間関係や些細な気遣いなど、スクールや見習い生活だけでは勉強できない部分も非常に大きく関わってくると思います。
しかしその分、自分のやり方次第で大きな成長を遂げられたり、仕事の幅を広げることができる、とてもやり甲斐と可能性のある仕事だと思います。
タイムキーパーという職業に興味がある方へ
少しでも興味がある方は、とりあえず無料説明会に参加することをおススメします。どんな質問にも細かく答えてくれるので、タイムキーパーがどんな仕事であるかを知るためには大変貴重な機会になります。
今思うと、当時先の見えない転職を考えていた私にとって、この無料説明会に参加したことが非常に大きな転機になりました。実際のタイムキーパーの仕事は、責任は重いですがとてもやり甲斐があり、スクールでの勉強以上に楽しいものです。自分のやる気次第で将来の活躍も期待できると思うので、ぜひとも頑張っていただきたいです。
専門学校とTBGタイムキーパースクールとの両立で、すぐ即戦力として活躍!
本田悦子さん
放送関係の専門学校在籍時、2003年4月からスクールに通い、専門学校卒業の2004年4月TBGに就職しタイムキーパーとなる。
TBS「人生最高レストラン」等 担当
タイムキーパーの仕事に興味!!
高校生の時に読んだ職業紹介の本で‘タイムキーパー(TK)’という職業を知りました。
紹介といっても、それはディレクターの職業をメインにしたページの、ほんのわずかなスペースに書かれたもので、
「テレビ業界で女性が活躍できる仕事。時間を司る責任大きい役割。タイムキーパーになるにはコネなどがないと難しく、師弟関係で修行を積むことが多い・・・」と簡単に書かれたものでした。
そんな短い説明でしたが、私はどんな仕事なのかすごく興味を持ち、それからTVのスタッフロールにも注目するようになり、いつの間にか「なりたい!!」と強く思い始めていました。
でもやはりどうすればなれるのかが分からず、とりあえず高校卒業後、放送系専門学校に入りました。専門学校では、実習の時にタイムキーパー役をやる事ができるくらいで、その際もタイムキーパーの仕事をきちんと教えてもらえることはなく、実際のタイムキーパーがどんな事をしているのか全く分からないままでした。
そんな状況に不安を抱き、先生に相談してみると「やっぱりコネとかがないと難しいから、まずはADで業界に入ってみれば・・・」というお言葉。
本当にタイムキーパーになるのは難しい事なんだと、半分別の道も考え始めていました。
そしてそんな時に専門学校の先生から「TBGタイムキーパースクール」を紹介していただき、スクールに入る事を決断しました。
専門学校に通いながらスクールで勉強。
専門学校に行きつつ、スクールに通うというかたちで半年間勉強しました。 専門学校では卒業制作など実習が多くなり忙しい状況ではありましたが、 一週間に一度の授業なので支障なく両立することができました。
今でも鮮明に覚えているのが、第一回目の授業です。
どんな事をするのだろうとドキドキしつつ臨んだ授業は、タイムキーパーの基本である「時間の計算」でした。正直、私は数学が大嫌いです。普通の十進法の計算もどちらかといえば遅い方でしたので、六十進法の時間の計算はそれ以上の時間がかかってしまい、その授業の終わり頃には、これから授業にちゃんとついていけるかとても不安になったほどです。しかしその状態に焦りを感じ、その日からは時間があるときにはいつも、時間計算の練習問題を解くようにして、早く慣れるように励みました。
実際に現場で働いているタイムキーパーの方々に授業をしていただけるので、タイムキーパーの仕事だけでなく、仕事でのいい面や辛い面など裏側のお話もいろいろと教えていただけます。
一見華やかに見えるけど、実際はとても不規則な生活になってしまうこと・・・
大事なのは、大勢のスタッフで一つの番組を作るので人間関係をじょうずにやっていく事なのだいうこと等、多くの事を教えていただけました。
スクールに通っていたから、現場での仕事の流れが早くつかめた!
スクールの半年間を終え、私はTBGの研修生としていただく事ができました。
最初は専門学校に通いつつだったので、一つの収録番組にのみ、つかせていただきました。
テープの発注、収録スタンバイ、収録本番、編集、納品プレビューと一つの収録番組での作業を実際にみると、スクールで教えてもらったことが実際の現場でそのまま行われていたので、現場での仕事の流れは早く理解できたように思います。
ただ、収録本番にはじめてTK卓に座らせて頂いた時はどうしようもないほど緊張したことを覚えています。まず本番のスタジオサブの雰囲気でドキドキでしたが、とりあえずやりとげないと・・・と必死でした。そして終わってから自分の秒読みで多くの人が動くことなどをリアルに感じ、「怖い」と思うとともに「しっかりやらなければ・・・」「早くちゃんと一人前になりたい」と思ったのです。
研修生の月日が経つにつれ、いろんな番組につき、少しずつやらせていただけるようになりました。何度も失敗をしてしまい厳しく注意されたことも何度もありました。
でもその度に次は完璧にしよう!と気持ちを入れ替え頑張りました。
独立した今、自分に自信をもって仕事を楽しくしていきたい。
どちらかといえば、最初は「独り立ちできた」という喜びの割合の方が多かったと思います。
もちろん緊張もしていましたが、どんどん慣れて行くにつれ「仕事が面白い」とも感じることができるようにもなっていきました。
しかし先輩もいなく一人でやるようになったら、自分が間違えたやり方をしても誰からも教えてもらえないことが、「とても怖いことだ」と気づきました。これから自分が成長していく為には、毎回自分自身で振り返り、その反省を次に生かしていかなければいけないと思ったのです。
今、私は独り立ちをして丸四年半経ちました。
3年前から共同テレビに出向になりました。現在は様々な生放送と収録番組を半々ぐらいの割合でやらせていただいていますが、特に今でも生放送は緊張します。
時に失敗をして、周りの人に迷惑をかけてしまったこともあります。
でもそんな時は先輩にフォローしていただき、前向きに頑張ることができています。
まもなく五年目を迎える私が今後、新人のようなミスをしては許されません。
タイムキーパーとしての基本作業に何かしらのプラスαができる、またそういう余裕をもって仕事をこなせるようにならなくては・・・と日々思っています。
もっとたくさんの番組をやり経験を積んで、どんな番組もこなせるようになりたいと思っています。
そして自分に自信をもって、いつでも仕事が楽しくできるようになれればいいなと思います。